TL小説｢ひそやかな花 その眼差しに揺らされて｣を紹介したいと思います。
女子力高めのヒロインと無愛想なヒーロー。
都合のいい関係から始まった大人のラブストーリーです。
｢ひそやかな花 その眼差しに揺らされて｣は、こんな方におすすめします。
- 大人のラブストーリーを読みたい方
- すれ違いラブが好きな方
- 女子力の高いヒロインが好きな方
- 無愛想なヒーローが好きな方
- 長編を読みたい方
｢ひそやかな花 その眼差しに揺らされて｣
完全版（1～3巻を合本）
本の情報
著者 西條六花
イラスト 龍胡伯
ジャンル ライトノベル／ TL 小説
出版社 パブリッシングリンク
発売日 2019年12月26日（完全版）
あらすじ
亡き父から引き継いだギャラリーを営む傍ら、日舞の師範をしている27歳の詩緒。従兄と一緒に建築事務所を経営する一級建築士の総一郎、33歳。ある雨の日、偶然出逢った二人は、相手の心に“人には言えない想い人”がいることを知り、孤独を埋めるように体を重ねていく。しかし、いつの間にかお互いが自分にとってかけがえのない存在になっていて――。体の関係から始まったために、本当の気持ちに素直になれない男と女。ひそやかに紡がれた愛は、さまざまな出来事を経て大輪の花を咲かせる。美しい文章で濃密な大人の恋を綴った長編ラブストーリー「ひそやかな花 その眼差しに揺らされて」１～3巻を合本。結婚後の二人を描いた書下ろし「いとおしき日々」を加えた完全版！
引用元：
｢ひそやかな花 その眼差しに揺らされて【完全版】｣コミックシーモア
登場人物
青山詩織
ギャラリー、アンティークショップの経営者。日舞の師範。27歳。
上品でおっとりしていて、誰もが振り返るような美貌の持ち主です。
女子力が高く、料理も得意で、作中に詩織の美味しそうな手料理が出てきます。
男性からは高嶺の花、同性からは敵わないと思わせるような女性です。
恋愛には後ろ向きで、自分は普通の恋愛ができないと思っています。
素敵な日本家屋に、黒白のぶち猫の福と暮らしています。
眞野総一郎
一級建築士。従兄の経営する建築事務所に勤務。33歳。
建築の仕事にやりがいを感じていますが、本当はカメラのプロの道を希望していました。
仕事が忙しく、女はいなくても構わないという考え。
無口で素っ気ないので、女性と付き合っても相手から離れていくのが今までのパターンでした。
仕事人間で、趣味はカメラ。
おすすめポイント
初めはお互いにとって、都合のいい相手だった詩織と総一郎。
いつの間にか片思いの相手より大きな存在になっていました。
ようやく本当の気持ちに気付いたけれど、相手には片思いの相手が……。
２人は素直になれなくて、すれ違ってしまいます。
詩織視点と総一郎視点が交互に書かれていて、２人の心情の変化がよく分かります。
私の好きな場面
｢－今日は、福に会いに来たんだ｣
｢えっ？｣
思いがけない言葉に、詩織は目を丸くする。
もう来ないかも知れないと思っていた総一郎が現れて、うれしくて楽しい気分になっていた詩織。
総一郎を小憎たらしい言い方をする男だと思います。
福は総一郎に懐いている詩織の飼い猫です。
スピンオフ作品
詩織の片思いの相手、飴屋がヒーローとして登場しています。
「夏の終わりの夕凪に 吐息は熱を孕む【完全版」】コミックシーモア
西條六花さんの著書
「Largo ピアニストは緩やかに熱情を奏でる」
「不埒な溺愛 年下ホテルマンに甘く捕獲されかかっています。」
「眼鏡男子のお気に入り 茶葉店店主の溺愛独占欲」
などがあります。
