平安時代の後宮が舞台の「恋をし恋ひば かんなり草紙」を紹介したいと思います。
幸せを諦めてしまったヒロインとヒロインを一途に愛するヒーロー。
かつて許嫁だった2人のラブストーリーです。
「恋をし恋ひば かんなり草紙」
草紙 2巻まで発売中
著者 深山くのえ
イラスト アオジマイコ
ジャンル ライトノベル/恋愛・ロマンス
出版社 小学館
発売日 2020年1月12日
登場人物
沙羅(藤原祐子)
梅壺の女房。亜相の君と呼ばれている。
父は故山吹大納言。
美しく、物静かな女性。
藤原朝蔭
右近少将。大納言藤原朝任の次男。
沙羅の元許嫁。
品のある顔立ち。
王女御
沙羅の従姉妹。梅壺に住む女御。
父は式部卿宮。
皇女1人生んでいる。美しい女性。
藤原朝任
中御門の大納言。
朝蔭と藤壺女御の父。
非情な人物。
あらすじ
両親を亡くし家の財産も奪われた大納言の娘・沙羅。縁談もなかったことにされ路頭に迷いかけるが、女房として内裏に入り、今は幸せだった頃をときおり思い出しながら静かな日々を過ごしている。ある日の夜、ひとり庭をながめていた沙羅の前に宿直装束姿の男が現れる。親しげな様子で話しかけてくる男は藤原朝蔭と名乗るが、それは忘れたくても忘れられない、かつての許婚の名前だった。運命に翻弄され裏切られ、すべてを諦めて生きてきた沙羅だが、ゆっくりと朝蔭に心を開くように。だが、右大臣家の姫君と朝蔭の縁談が調ったという噂を耳にして―。
引用元:
こんな方におすすめ
- 平安時代が好きな方
- 一途なヒ-ロ-が好きな方
- 不憫なヒロインが幸せになるお話が好きな方
おすすめポイント
心を閉ざしたヒロイン
10年前破談になってから何の消息もなかった元許嫁の朝蔭が突然沙羅の前に現れます。
度重なる不幸に心を閉ざしてしまった沙羅は朝蔭を拒絶しますが、あなたを忘れたことはなかったと言われ、心がざわつきます。
朝蔭の一途な想いに少しずつ心を開いていく沙羅でしたが、朝蔭に他の縁談話が進んでいました……。
一途なヒーロー
1度垣間見た元許嫁の沙羅を忘れられずにいた朝蔭は、沙羅を捜し求めて求愛します。
沙羅に拒絶され、これ以上嫌われたくないが、他の男が見初めてしまうかもしれないと、沙羅に胸のうちを明かします。
心を閉ざしてしまった沙羅を一途に口説き続け、沙羅と結ばれるために非情な父とも対決します。
朝蔭は沙羅の家の消えた財産問題も解決してくれる頼もしい男性です。
草紙シリーズ
深山くのえさんの著書
隠れ姫いろがたり -紅紅葉- (ルルル文庫) Amazon
乙女なでしこ恋手帖 字のない恋文 (ルルル文庫) Amazon
浪漫邸へようこそ (ルルル文庫) Amazon
などがあります。