
「愛を知らぬ令嬢と天狐様の政略結婚」を紹介したいと思います。
天狐の宿主である青葉の花嫁候補となった名家の令嬢・真白。最初、青葉は真白を冷たく拒絶しますが、真白のまっすぐな優しさに触れて……。
深窓の令嬢と天狐様の政略結婚から始まるラブファンタジーです。
全2巻完結。
「愛を知らぬ令嬢と天狐様の政略結婚」の詳細情報
著者 クレハ
イラスト 凪かすみ
ジャンル ライトノベル/一般
出版社 スターツ出版
発売日 2024年1月26日
クレハさんの著書
「鬼の花嫁」
「幼馴染みを優先する婚約者にはうんざりだ」
「復讐を誓った白猫は竜王の膝の上で惰眠をむさぼる」
などがあります。
あらすじ
幼き頃に母を亡くした名家の娘・真白。ある日突然、父に政略結婚が決まったことを告げられる。相手は伝説のあやかし・天狐を宿す名家・華宮の当主。過去嫁いだ娘は皆、即日逃げ出しているらしく、冷酷無慈悲な化け物であると嘯かれていた。しかし、嫁入りした真白の前に現れたのは人外の美しさを持つ男、青葉。最初こそ真白を冷たく突き放すが、純粋無垢で真っすぐな真白に徐々に心を許していき…。いつも笑顔だが本当は母を亡くした悲しみを抱える真白、特別な存在であるが故に孤高の青葉。ふたりは“愛”で心の隙間を埋めていく
引用元:
登場人物
七宮真白
有名な資産家の令嬢。短大生。20歳。
幼いころに母親を亡くし、父親にかなり過保護に育てられた箱入り娘。
父親は親戚たちによって無理やり再婚させられました。義母の連れ子である義妹がいます。
おっとりした箱入り娘で、義妹に嫌がらせされても、イタズラと受け止めるようなおおらかな性格です。
華宮青葉
天狐の宿主。22歳。
精巧に作られた人形のように整った顔立ちの絶世の美男子。
5歳で天狐に選ばれ、親元から離されて屋敷に閉じ込められるように暮らしていました。 兄が1人います。
自己肯定感が低い。
おすすめポイント
蝶よ花よと大事に育てられた名家の令嬢・真白。短大の卒業式を一週間後に控えたある日、父親から突然「結婚が決まった」と告げられます。相手は天狐の宿主である華宮青葉。これまで多くの花嫁候補が泣かされ、追い出されており、ついに跡取り娘の真白にまでお鉢が回ってきたのでした。
七宮の本家である華宮家は、代々天狐を宿してきたことで繁栄し、七宮もその恩恵を受けてきました。政略結婚ではありますが、真白には悲壮感がありません。天狐という摩訶不思議な旦那様もおもしろそうだという調子でしたが、顔合わせの場に現れたのは、耳も尻尾もない、人外の美しさを持った人でした。青葉は「愛は必要としていない」と吐き捨てますが……。
真白は父親に溺愛されて育ちましたが、幼い頃に事故で母親を亡くしたという悲しみを抱えていました。一方、青葉は両親から愛情を受けずに育ち、天狐に選ばれてからも、孤独な日々を送っていました。
心に消えない悲しみを宿した2人が、政略結婚という形で出会い、愛を育んでいきます。恋に不慣れな2人の関係は、温かく見守りたくなる、ほのぼのとした雰囲気です。
ヒロインの真白は、深窓の令嬢らしいおっとりした性格の持ち主です。物事に動じない芯の強さと正義感、相手を思いやる優しさも兼ね備えています。
ヒーローの青葉は、顔面凶器と言われる程の美貌の持ち主です。天狐の宿主としては頼もしい存在ですが、ちょっと子供っぽいところがあり、それも人間味のある魅力につながっています。
他の登場人物としては、クレハさんの作品ではおなじみ?の毒親や、度を越して娘を溺愛する父親なども登場しています。
物語は2巻で完結しているため、一気に読み進めやすく、気軽に楽しめる作品です。
最後に
今回は、「愛を知らぬ令嬢と天狐様の政略結婚」を紹介しました。
タイトルが愛を知らぬ令嬢となっていますが、真白は両親に愛されて育ちましたので、愛を知らない訳ではなく、恋愛に不慣れということだと思いました。むしろ、青葉の方が本当に愛を知らずに生きてきました。そんな青葉が真白と出会い、初めて普通の幸せを手に入れることができました。
深窓の令嬢と孤独な天狐様の政略結婚から始まるラブファンタジー「愛を知らぬ令嬢と天狐様の政略結婚」を読んでみてください。