初恋ラブコメ「出戻り(元)王女と一途な騎士」

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「出戻り(元)王女と一途な騎士」を紹介したいと思います。

 

物語の主人公は、妄想癖のある風変わりな王女アデル。

 

アデルは大国に嫁いでいましたが、8年ぶりに未亡人として故国に戻ってきました。そして、かつての初恋相手である騎士ルイスの元に降嫁することに。

 

出戻り王女と一途な騎士ルイスの初恋同士が織りなすラブコメディです。

 

※若干ネタバレしていますので、気になる方はご注意下さい。

 

 

 

 

 

「出戻り(元)王女と一途な騎士」の詳細情報

 

 

 

 

著者   イチニ

イラスト 氷堂れん

ジャンル ライトノベル/TL 小説

出版社  ジュリアンパブリシング

発売日  2021年1月27日

 

著者のプロフィール

イチニ☆御鹿なな

女性向けの恋愛小説を書いています。

TL小説(性描写のある恋愛小説)はイチニ、それ以外は御鹿ななの名前を使っています。

第3回フェアリーキス大賞にて金賞を受賞しました。

引用元:プロフカードhttps://profcard.info/u/3wC25JpxRjUgHT2SIQMkB2pmm8O2

 

あらすじ

政略結婚で嫁いだものの8年ぶりに母国に出戻ることになった元王女アデル。降嫁先となったのは少女の頃、淡い思いを抱いていた年下の騎士ルイスだった。幼かった面差しは凛々しい美貌の騎士へと成長していて驚いてしまう。まさかの相手に、これは偽装結婚? もしやお飾りの妻!? 恋愛小説好きなアデルは妄想が止まらないが――「ずっとアデル殿下のことをお慕いしていました」ちょっとずれた思考の元王女と堅物騎士が初恋を実らす、王宮ラブコメディ!

引用元:

「出戻り(元)王女と一途な騎士」ブックライブ

 

登場人物

アデル

ライツヘルド王国の3番目の王女。24歳。

栗色の髪に、焦げ茶色の瞳の平凡な姫君。

3歳の時に母親を亡くしましたが、聡明な姉と美しい姉に愛され、大切に育てられました。

性格は明るく天真爛漫で、しばしば妄想にふけることがあります。

 

ルイス

ローマイア伯爵。騎士団の副団長。22歳。

端正な顔立ちです。

バトリー男爵家の庶子として生まれ、親の愛情を受けずに育ちました。

通常の年齢より若くして騎士団に入団し、異例の早さで騎士見習いから正式な騎士に昇格しました。その後、国境での諍いを収めた功績により、伯爵位を授かりました。

見習い騎士だった頃には、アデルの専属の騎士として仕えていたこともありました。

 

 

 

おすすめポイント

16歳の時に、政略結婚により側室として大国の王に嫁いでいたライツヘルド王国の王女アデル。                               王の崩御により、8年ぶりに未亡人として故国に戻ると、兄である国王から降嫁先を用意したと告げられます。偽装婚約か、当て馬か、と妄想にふけるアデルの前に現れたのは、かつてアデル付きの見習い騎士だったルイスでした。                「あなたをずっとお慕いしていました。私と結婚してください」           ルイスから思いを告げられますが、アデルの妄想は止まることを知らなくて⁉

 

8年ぶりに故国に戻った王女アデルが、初恋の美形騎士ルイスの元に降嫁することから始まるラブコメディです。

 

恋愛小説を読むことが趣味のアデルは、しばしば現実離れした妄想にふけることがあります。それは楽しみを超えて、少々度を越しています。初恋相手のルイスと結婚した後も、アデルの妄想は一向に止まりません。

 

アデルは時に思い込みが激しい所もあり、ヒロインとしては好みが分かれそうですが、明るく天真爛漫な性格が魅力です。また、王族としてしっかりした考えを持っています。

 

一方のルイスは、アデルに身分違いの恋心を抱いていて、アデルが他国に嫁いだ後も、一途に想い続けてきました。見た目は「女を誑かす悪の権化みたいな容姿」(byアデル)の色男ですが、アデル一筋の純情な男性です。望みのない恋ではありましたが、ルイスの努力と情熱が実を結び、ついにアデルと結婚することができました。

 

この物語の魅力は、天真爛漫で妄想癖のあるアデルと、アデルを一途に愛するルイスとの微笑ましい関係です。物語では特に大きな波乱はなく、結婚後も主従関係がなかなか抜けきれない2人のやり取りや、アデルの兄である王との家族愛が描かれています。

 

コミカライズ作品

「出戻り(元)王女と一途な騎士」【初回限定ペーパー付】【電子限定特典付】ブックライブ

 

最後に

今回は、「出戻り(元)王女と一途な騎士」を紹介しました。

 

妄想癖のある王女アデルと一途な美形騎士ルイスのラブストーリーは、ドラマチックな展開はありませんが、微笑ましく心温まるものです。

 

アデルの度を越した妄想癖が気にならなければ、楽しめる作品だと思います。

 

初恋を実らせた2人のラブストーリーを読んでみてください。