
「虜囚の恋~勇猛な騎士団長が捧げる真摯な純愛~」を紹介したいと思います。
主人公は、城で働く下女のオデット。
城の地下牢に囚われていた敵国の騎士団長・テオドールの世話を任されていましたが、ある日、救出されたテオドールによって隣国に連れ去られてしまいます。
家族の愛情を知らず、孤独な人生を歩んできたオデットとテオドールのラブストーリーです。
※若干ネタバレしていますので、気になる方はご注意下さい。
「虜囚の恋~勇猛な騎士団長が捧げる真摯な純愛~」の詳細情報
著者 碧貴子
イラスト yuiNa
ジャンル ライトノベル/TL 小説
出版社 夢中文庫
発売日 2022年9月9日
碧貴子さんの著書
「どうせ捨てられるのなら、最後に好きにさせていただきます」
「共に笑い合えるその日まで ―孤独な騎士は最愛を知る―」
「ここにいても、いいですか? ~高潔なる騎士団長の最愛~」
などがあります。
あらすじ
自分と同じく切り捨てられた人間──虜囚として捕えられた隣国の騎士団長テオドールの世話をするオデット。彼に自らの過去を重ね合わせていたオデットは、ある日突然、テオドールを救いにきた隣国へと連れ去られてしまう。隣国の生活で待っていたのは、逆にテオドールから優しく甲斐甲斐しい世話をされる日々。しかし元夫に裏切られた経験をもつオデットは、テオドールを信じ切れずに壁を作ってしまう。そんなオデットの頑なな心をテオドールのひたむきな愛情がとかしていって──「お前の居場所はここだ」 傷つき疲れ、涙も枯れ果てて、孤独に生きていた。そんな二人が愛し合うことで互いに癒され、深い絆を結んでいくラブストーリー!
引用元:
「虜囚の恋~勇猛な騎士団長が捧げる真摯な純愛~」ブックライブ
登場人物
オデット・ラシ―ニュ
城の台所の下働き。
平凡な容姿の女性。
地方の名士の家に生まれましたが、両親の愛情を受けることなく育ちました。幸せな結婚生活を夢見ていましたが、願いは叶わず、王都の貴族の屋敷で侍女として働く道を選びます。後に結婚するものの、夫に裏切られ捨てられたという過去を持っています。
テオドール・エッシェバッハ
第二騎士団の騎士団長。
熊のような大きな身体に、彫りの深い顔立ちの男性。
貧しい寒村の生まれで、8歳の時に、口減らしで親に捨てられました。瀕死の状態でいたところ、偶然通りかかった盗賊に拾われて命拾いしました。その後、侯爵家に拾われ、やがて騎士団に入ることになりました。
いかつく威圧感があることから、女性には怖がられていました。色事に疎く、生涯結婚するつもりはありませんでした。
おすすめポイント
家族を持つという夢に破れて、ただ生きているだけの孤独な生活に疲れ果てていた城の下女のオデット。親に捨てられ、孤児として過酷な日々を生き抜いてきた騎士団長のテオドール。そんな2人が、地下牢という思いもよらない場所で運命的な出会いを果たします。
テオドールによって隣国に連れ去られたオデットは、テオドールと共に暮らす中で、テオドールに惹かれていきます。しかし、過去に何度も傷ついてきた経験から自分に自信がなく、臆病になっていました。
一方テオドールは、敵国の捕虜である自分を怖がらずに1人の人間として扱ってくれたオデットに好意を抱き、地下牢脱出後には、オデットに結婚を申し込むつもりでいました。
幸せに慣れていない2人は、お互いの気持ちに自信が持てず、不安や恐れからすれ違ったりしますが、似た者同士だからこそ理解し合って、少しずつ絆を深めていきます。
コミカライズ作品
「虜囚の恋~お世話していた騎士団長に溺愛されてるようです~」【単行本版】ブックライブ
最後に
今回は、「虜囚の恋~勇猛な騎士団長が捧げる真摯な純愛~」を紹介しました。
長い間、孤独を抱えて生きてきたオデットとテオドールが、少しずつ心を通わせて、幸せを見つけていくラブストーリーです。
ぜひ読んでみてください。