「私は選ばれない」を紹介したいと思います。
人気作「どうせ捨てられるのなら、最後に好きにさせていただきます」のスピンオフ作品です。
主人公は、「私は選ばれない」という思いに囚われている伯爵令嬢クロエ。
長年恋い慕っていた婚約者を妹に奪われ、小公爵レオネルと契約結婚することに。
伯爵令嬢クロエと小公爵レオネルの契約結婚から始まるラブストーリーです。
※若干ネタバレしていますので、気になる方はご注意下さい。
「私は選ばれない」は、こんな方におすすめします。
- 婚約破棄ものが好きな方
- 両片想い・すれ違いラブが好きな方
- 執着系ヒーローが好きな方
- 美しく聡明なヒロインが好きな方
「私は選ばれない」の詳細情報
著者 碧貴子
イラスト whimhalooo
ジャンル ライトノベル/TL 小説
出版社 一迅社
発売日 2021年12月1日
碧貴子さんの著書
「どうせ捨てられるのなら、最後に好きにさせていただきます」
「虜囚の恋~勇猛な騎士団長が捧げる真摯な純愛~」
「共に笑い合えるその日まで ―孤独な騎士は最愛を知る―」
などがあります。
あらすじ
親が決めた政略結婚とはいえ、相手を子供の頃から恋い慕っている伯爵令嬢のクロエ。ところが、婚約者であるその男性、オルドランド侯爵家の嫡男エルネストは、最終的にクロエではなく妹のエミリィを選ぶ。残酷な現実に打ちひしがれるクロエだが、そんな彼女にシスレーユ公爵家のレオネルが突然結婚を申し込んできて――。不遇な伯爵令嬢と愛を知らない小公爵の、契約結婚からはじまる執着×溺愛ストーリー!
引用元:
登場人物
クロエ・クレイオール
クレイオール伯爵家の長女。
亜麻色の髪に、若葉色の瞳の美しく聡明な女性です。
未来のオルドランド侯爵夫人として恥ずかしくないようにと、 子供の頃から厳しく躾けられてきました。
忍耐強く、芯が強い性格ですが、もろい面や頑固な面もあります。
レオネル・シスレーユ
シスレーユ公爵家の嫡男。
明るい茶色の髪に、水色の瞳の甘く整った顔立ちの男性で、社交界の花形です。
その外見に反して非常にやり手だと噂されています。
自信に満ち溢れ、傲慢に見えますが、繊細な面もあります。
おすすめポイント
クレイオール伯爵家の長女クロエは、長年にわたり婚約者であるオルドランド侯爵家の嫡男エルネストに相応しい女性になるために努力を重ねてきました。
ところが、エルネストが選んだのは、天真爛漫な妹エミリィでした。
長年の思いを踏みにじられて傷心の中、シスレーユ公爵家の小公爵レオネルが、突然クロエに求婚してきます。
クロエはこれを体よく断るために、到底受け入れられないような条件を提示しますが、意外にもレオネルは受け入れ、2人は愛のない契約結婚をすることに。
クロエはいつしかレオネルに惹かれていることを自覚しますが、レオネルに想い人がいたことに気づいてしまい……。
「私は選ばれない」という思いに囚われているクロエと、傲慢に見えて繊細なレオネル。
2人は良好な関係を築いていきますが、お互いの思い違いや契約結婚という足かせもあってすれ違ってしまいます。
しかし、別れの危機を乗り越え、お互いの思いが通じ合ってからは、レオネルのクロエへの溺愛と執着が止まりません。
その一方、クロエを傷つけた張本人のエルネストとエミリィは、結婚前から問題を抱えていて、クロエが2人の仲を取り持つことになります。
2人の厚かましさには驚かされますが、根本的には悪人ではありません。
「私は選ばれない」というタイトルから重い話を予想するかも知れませんが、悲しい場面は物語の序盤だけです。
また、物語はクロエとレオネルの視点が交互に描かれることで、2人の心の動きがよく理解できるため、読者はハラハラせずに読み進められます。
コミカライズ作品
最後に
今回は、「私は選ばれない」を紹介しました。
主人公の伯爵令嬢クロエは、「私は選ばれない」という思いに囚われて苦しんできました。
婚約者のエルネストから婚約破棄されて心を痛めましたが、エルネストに選ばれなかったことで、小公爵レオネルと結婚し、真の幸せを見つけることができたのです。
伯爵令嬢クロエと小公爵レオネルの契約結婚から始まるラブストーリーを読んでみてください。