「紅の死神は眠り姫の寝起きに悩まされる」を紹介したいと思います。
主人公は、不思議な力を持つ「美しきフロイトの眠り姫」リリスと、「紅の死神」と恐れられる皇太子ジェスアルド。
異色カップルが織り成す、政略結婚から始まるラブストーリーです。
「紅の死神は眠り姫の寝起きに悩まされる」は、こんな方におすすめします。
- 政略結婚ものが好きな方
- コメディタッチのお話が好きな方
- 前向きで元気なヒロインが好きな方
- ヒロインがヒーローの心を溶かしていくお話が好きな方
- 真面目で優しいヒーローが好きな方
「紅の死神は眠り姫の寝起きに悩まされる」の詳細情報
著者 もり
イラスト 深山キリ
ジャンル ライトノベル/一般
出版社 主婦と生活社
発売日 2017年12月12日
あらすじ
強大な軍事力を持つエアーラス帝国と同盟を結ぶため、政略結婚することになった姫、リリスことアマリリス。「目指せ、押しかけ女房!」の精神で嫁いだけれど、夫・皇太子ジェスアルドは、人々から呪われた“紅の死神”と恐れられ、リリスのことも冷たくあしらう。しかし!そんなことでめげるリリスじゃない!このままお飾りの妃として、キスも知らないで生きていくのは絶対にいや!!だけど実はリリスも、国家機密級の秘密を抱えていて―無愛想皇太子ジェスアルドと、不思議な力を持つ眠り姫リリスの押せ押せ王宮スイートラブロマンス!
引用元:
もりさんの著書
「屋根裏部屋の公爵夫人」
「猫かぶり姫と天上の音楽」
「沈黙の女神」
などがあります。
登場人物
リリス(アマリリス)
フロイト王国の王女。19歳。
抜けるような白い肌に、エメラルドのような緑の瞳の小柄で華奢な姫君です。
前向きで、明るく元気な性格で、モットーは「前進あるのみ!」。
めったに姿を現さないことから、「美しきフロイトの眠り姫」と呼ばれていました。
実際に1日の3分の2寝ていることもあるほどよく眠ります。
よく眠るのは世間向けには病弱設定になっていましたが、リリスが持つ不思議な力が原因でした。
変わり者と思われているリリスですが、実は不思議な力でフロイト王国の発展に貢献してきた功労者です。
ジェスアルド
エアーラス帝国の皇太子。28歳。
世にも珍しい赤い髪と赤い瞳をしていることもあって、いつしか血の呪いを受けた呪われた王子と噂され、今では紅の死神の異名をとるまでに。
真面目で、優しい性格ですが、前皇太子妃の悲劇的な死によって心を閉ざしていました。
おすすめポイント
エアーラス帝国の皇太子ジェスアルドと政略結婚することになったフロイト王国の王女リリス。
ジェスアルドと良好な関係を築くために、積極的にアプローチします。
ジェスアルドをメロメロにしようと小悪魔作戦を試してみたり、ジェスアルドが初夜に訪れなければ自ら行動を起こしたり……。
ジェスアルドに冷たくされても、まったく怯みません。
リリスは突飛な言動や行動でジェスアルドを振り回し、時には暴走してしまいます。
しかし、そんな変わり者のリリスだからこそ、ジェスアルドの心の壁を次第に崩していくのです。
一方、「紅の死神」と恐れられ、悲惨な出来事から心を閉していたジェスアルドは、同盟のために仕方なくリリスと結婚。
しかし、ジェスアルドにとってリリスは驚きの連続でした。
生まれて初めて絶句させられたり、混乱のあまりめまいがしたり、リリスの行動は彼の想像を超えてばかり。
ジェスアルドは、変わっているというより、おかしいとさえ思ってしまうリリスに惹かれていく自分に気づいていきます。
リリスとジェスアルドが心を通わせていくその裏では、エアーラス帝国では貴族の不正が露見し、誘拐や暗殺未遂といった不穏な事件も起こります。
また、リリスは嫁ぎ先のエアーラス帝国でも不思議な能力を発揮して貢献していきます。
コミカライズ作品
最後に
今回は、「紅の死神は眠り姫の寝起きに悩まされる」を紹介しました。
政略結婚したリリスが、明るくてポジティブな性格と突飛な発想・行動で、次第に夫であるジェスアルドの心を溶かしていくお話でした。
そして、番外編では結婚して数年後のリリスとジェスアルド、その家族の幸福な日常が描かれています。
リリスとジェスアルドの政略結婚から始まるラブストーリーを読んでみてください。
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