和風ラブファンタジー「結界師の一輪華」

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「結界師の一輪華」を紹介したいと思います。

 

物語の舞台は、5つの柱石によって外敵から護られてきた日本。

 

主人公は、術者の家系に生まれた一瀬華。

 

子供の頃から双子の姉・葉月と比べられて育ち、周囲から出来損ないと蔑まされてきました。

 

しかし、一ノ宮家当主である朔に強い力を見破られ、契約結婚することに。

 

術者の世界に身を置く2人の契約結婚から始まるラブストーリーです。

 

現在、4巻まで発売されています。

 

「結界師の一輪華」は、こんな方におすすめします。


  • 和風ラブファンタジーが好き方
  • サバサバ系ヒロインが好きな方
  • 傲岸不遜なヒーローが好きな方

 

 

 

 

 

「結界師の一輪華」の詳細情報

 

 

 

著者   クレハ

ジャンル 小説 

出版社  KADOKAWA

発売日  2021年12月21日

 

クレハ

大阪府在住。2016年、「復讐を誓った白猫は竜王の膝の上で惰眠をむさぼる」でアリアンローズ新人賞を受賞してデビュー。同作はシリーズ化し、コミカライズもされている。20年に刊行した「鬼の花嫁」が好評を゙博し、大ヒットシリーズとなる。その他のシリーズに「結界師の一輪華」「裏切られた黒猫は幸せな魔法具ライフを目指したい 」「龍神と許嫁の赤い花印」「リーフェの祝福~無属性魔法しか使えない落ちこぼれとしてほっといてください~」などかある。

引用元:「結界師の一輪華」の巻末に掲載されているプロフィール。

 

あらすじ

「俺の嫁になれ」

見捨てられた落ちこぼれ術者は、傲岸不遜な若き当主に愛される。

契約結婚から始まる、大逆転劇。

 

遥か昔から、5つの柱石により外敵から護られてきた日本。

18歳の一瀬華(いちせ・はな)は、柱石を護る術者の分家に生まれたが、幼いころから優秀な双子の姉・葉月(はづき)と比べられ、虐げられ続けてきた。

ある日突然、強大な力に目覚めるも、華は静かな暮らしを望んで力を隠し、自らが作り出した式神たちと平和な高校生活を送っていた。

だが新たに本家の当主となった、傲岸不遜だが術者として強い力を持つ男・一ノ宮朔(いちのみや・さく)に見初められ、強引に結婚を迫られてしまう。

期限付きの契約嫁となった華は、様々な試練に見舞われながらも、朔の庇護下で本当の自分の姿を解放し始めて――?

 

「お前が幸せであるよう夫としてできるだけのことをする。だから俺のそばにいろ」

 

大ヒット『鬼の花嫁』のクレハが贈る、新たな和風恋愛ファンタジー!

引用元:「結界師の一輪華」コミックシーモア 

 

用語説明

【結界師】

柱石に結界を張っている5つの家の当主のみが名乗ることを許される名称。

 

【式神】

術者が力を注ぎ込んで生み出し、術者の手足となる存在。術者の能力の高さによって式神の姿や力の強さも変わってくる。最高位の式神は人型で、最低位の式神は虫。

 

 

 

登場人物

一瀬華

一ノ宮家の分家の一瀬家の娘。高校3年生。18歳。

 

真っ黒な直毛に、地味で幼げな顔立ち。

 

性格は社交的な方ではなく、育ち方のせいで少しひねくれています。

 

幼い頃から優秀な双子の姉、葉月と比べられ、ほったらかしにされて育ちます。

 

15歳の誕生日に力を覚醒させますが、両親や周囲の者たちには力を隠し続けていました。

 

華の人生設計は、術者として生きる気はなく、普通の会社に就職して、定年まで稼ぎまくって、老後は悠々自適にのんびりと過ごすこと。

 

姉の葉月とはいつの間にか距離ができ、10歳年上の兄の柳ともめったに顔を合わせることもありません。

 

式神は舌っ足らずな蝶のあずは、20歳前後の美男美女の、そして犬神の嵐。

 

一ノ宮朔

一ノ宮家当主。24歳。

 

黒い髪に意志の強さを感じる漆黒の瞳、すっと鼻筋の通った端正な容貌。

 

自信家で、傲岸不遜な性格。

 

幼い頃より術者として恵まれた資質を持ち、最年少で五色の術者として認められ、漆黒の証を手に入れました。

 

女性の醜い争いを見てきたため、女性にあまり興味がありませんでしたが、媚びない華を気に入ります。

 

華と同い年の弟の望がいます。

 

式神は、ツインテールのメイド姿の少女の椿

 

一瀬葉月

華の双子の姉。高校3年生。18歳。  

 

ふんわりと色素の薄い髪に、華やかな顔立ち。

 

明るく、優秀で、人当たりもよい人気者です。

 

早くから術者としての能力を開花させ、両親から大きな期待を寄せられて、殺人的スケジュールをこなしてきました。

 

式神は、少年の姿をした

 

 

 

おすすめポイント

子供の頃から常に双子の姉・葉月と比べられて育った落ちこぼれの華。

 

15歳の誕生日に突然力が覚醒していましたが、徹底的に隠し通すことを選択します。

 

華は術者として生きる気はなく、一ノ宮系列の企業に就職して家を出ようと思っていました。

 

しかし、妖魔を倒す場面を一ノ宮当主である朔に見られてしまったことから、穏やかな生活を望んでいた華の運命は思わぬ方向へと変わっていきます。

 

華は強い力を持つ伴侶を必要としていた朔と契約結婚することに。

 

朔に押し切られての契約結婚でしたが、お金に目がくらんだからでもありました。

 

そんな他のヒロインとは一線を画す華は、朔が当主だからと言って媚びることがなく、言いたいことをハッキリと言い、朔と対等に渡り合います。

 

期限付きの契約結婚でしたが、腹黒な朔にまんまと騙されて……。

 

2人の新婚生活は、恋愛経験ゼロの華と色気ダダ漏れの朔との攻防戦や痴話喧嘩のドタバタ劇が繰り広げられます。

 

朔との結婚を機に、華は力を隠すことを止め、術者として活躍する一方で、疎遠だった兄姉との関係も次第に変わっていきます。

 

2人の恋愛模様や華の成長物語だけでなく、朔のブラコンの弟やツンデレな母といった個性豊かなキャラクターたちが登場していて、楽しく読める作品です。

 

コミカライズ作品

「【単話】結界師の一輪華」コミックシーモア

 

「結界師の一輪華 」【コミックシーモア限定版】

単行本版にはコミックシーモア限定の描き下ろしマンガが収録されています。

 

最後に

今回は、「結界師の一輪華」を紹介しました。

 

華が敵(妖魔)を倒す姿はかっこよく、痛快でした。

 

強くて頼もしい華ですが、お金に目がなく、少しひねくれたところもあるので、好き嫌いが分かれるかも知れません。

 

しかし、そんな華と傲岸不遜で腹黒な朔はお似合いのカップルです。

 

契約結婚から始まった2人の今後が楽しみです。

 

戦いの世界に身を置く2人のラブストーリーを読んでみて下さい。