純愛×初恋・和風ファンタジー「水無月家の許嫁」

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羽衣伝説や竹取物語がモチーフの「水無月家の許嫁」を紹介したいと思います。

 

主人公は、羽衣伝説で有名な天女の末裔、水無月家の正統な血筋である六花と本家の当主として重圧に耐える文也。

 

特殊な境遇に置かれた若い2人の政略結婚(予定)から始まるラブストーリーです。

 

現在3巻まで発売されています。

 

※若干ネタバレしていますので、気になる方はご注意下さい。

 

「水無月家の許嫁」は、こんな方におすすめします。


  • 和風ファンタジーが好きな方
  • ピュアなラブストーリーが好きな方
  • 健気なヒロインが好きな方
  • 誠実なヒーローが好きな方
  • 仲良し兄弟が好きな方

 

 

 

 

 

「水無月家の許嫁」の詳細情報

 

 

 

「水無月家の許嫁」コミックシーモア

 

著者   友麻 碧

イラスト 花邑まい

ジャンル ライトノベル 一般

出版社  講談社

発売日  2022年3月15日

 

著者のプロフィール

著者:友麻 碧(ゆうま・みどり)

 

福岡県出身。2015 年から開始した「かくりよの宿飯」シリーズが大ヒットとなり、コミカライズ、TV アニメ化、舞台化など広く展開される。主な著書に「浅草鬼嫁日記」シリーズ、「鳥居の向こうは、知らない世界でした。」シリーズ、「メイデーア転生物語」シリーズなどがある。

引用元:「水無月家の許嫁」の巻末に掲載されているプロフィール。

 

あらすじ

高校一年生の水無月六花は、最愛の父が死の間際に残したひと言によって生きる理由を見失う。

だが十六歳の誕生日、本家当主と名乗る青年が現れ、“許嫁”の六花を迎えに来たと告げた。

「僕はこんな血の因縁でがんじがらめの婚姻であっても、恋はできると思っています」。

彼の言葉に六花はかすかな希望を見出すーー。

天女の末裔・水無月家。特殊な一族の宿命を背負い、二人は本当の恋を始める。

引用元:

「水無月家の許嫁」コミックシーモア

 

 

 

登場人物

水無月六花

高校一年生。輝夜姫(水無月家本家の血を継ぐ女長子の二つ名)。16歳。

 

自己肯定感が低く、繊細で優しい女の子。

 

母親の六花への虐待が原因で両親が離婚し、父子家庭で育ちますが、父親が奇妙な病(月帰病という水無月家特有の病)で亡くなり、天涯孤独の身となります。

 

六花は料理上手で、本家の食卓にはおいしそうな料理がたびたび登場。

 

水無月家の人間は特異な能力や体質を持って生まれ、六花は耳に神通力があります。

 

水無月文也

六花の許嫁。55代目の水無月家の当主。高校三年生で、生徒会の副会長。18歳。

 

涼しげな目元の下にある泣きぼくろが印象的な、浮世離れしたきれいな顔立ちの青年です。包容力があって、真面目で誠実で、優しい性格です。

 

「クールキャラに見せかけた熱血キャラ」(by卯美)

 

六花の父が駆け落ちしたため、分家の人間だった文也の父親が本家の養子となり、文也は曽祖父から虐待にも似た当主教育を受けてきました。

 

声に神通力があります。

 

文也の口説き文句は、「ダイレクトアタック」(by文也の付き人の皐太郎)と呼ばれています。

 

水無月葉

文也の弟。高校一年生。16歳。

 

顔立ちは文也に似ていますが、クールな雰囲気の文也とは真逆の明るい雰囲気の男の子。

 

いつも明るく無邪気なムードメーカーで、チャラチャラしているようでいて、誰にも優しく真面目な性格です。学校では六花とクラスメイトで、兄弟揃って学園の人気者です。

 

美術部に所属し、美大を目指しています。

 

水無月家最大の禁忌と言われる体質の持ち主で、2巻で明かされます。

 

ブラコン。

 

水無月卯美

文也と葉の妹。中学2年生。14歳。

 

ウェーブのかかった長い白髪に、色素の薄い肌と瞳の超絶美少女。浮世離れした儚げな雰囲気をしていますが、気性か激しいです。

 

「厚顔無恥な無礼者」(by文也)

 

一年中白い浴衣姿で、母屋の隣にある蔵にひきこもってゲーム三昧。好物はカレーとアイスとパンケーキ。

 

分家の長浜一門の水無月信長という許嫁がいます。

 

結界の神通力を使って、広大な自宅の敷地の警備担当。

 

6号(月鞠河童)

月鞠河童は水無月家の庭に住み着いているレアな河童です。

 

中でも間抜けでお調子者の『6号』と呼ばれている月鞠河童がたびたび登場します。

 

月鞠河童の特徴は、饅頭サイズで、ゼリーのようにぷるんとしたボディに、頭に小さなお皿と背中に亀のような甲羅があります。甲羅には美しい月の模様があり、月光を浴びると発光します。生臭くないそうです。

 

文也を手伝って菜園や庭の仕事をしていて、給料は好物の三日月瓜(月界の野菜で、ほぼキュウリ)です。文也を「ボス」と呼んで慕っています。

 

語尾に「〜でし」がつくのが口癖で、ゆるキャラのような可愛い存在です。

 

 

 

おすすめポイント

父の最後の言葉によって深く絶望し、生きる意味を見失っていた16歳の水無月六花。

 

そんな六花の前に現れたのは、水無月家本家の当主と名乗る文也でした。文也は六花が自分の許嫁であると告げます。

 

ここから、運命に翻弄される六花と文也のラブストーリーが始まります。

 

父を失い天涯孤独となった六花は、京都嵐山にある水無月家本家で暮らすことになり、そこで自分の居場所を見つけていきます。

 

父の死に絶望していた六花は、本家での新しい生活が始まり、文也の支えによって身も心も徐々に救われていきます。

 

しかし、その穏やかな日常も長くは続かず、やがて水無月家のお家騒動に引き込まれていきます。

 

六花と文也は天女の末裔である水無月家の特殊な宿命に縛られながらも、本当の愛を追い求め、心の葛藤を乗り越えていきます。

 

この物語の魅力は、ファンタジーと現実が絶妙に混ざり合った独特の世界観と、六花や文也の心の葛藤が丁寧に描かれている点です。

 

また、恋愛要素だけではなく、家族愛や親の世代から続く因縁、そして複雑に絡み合う人間関係も描かれている点も見どころです。

 

コミカライズ作品

 

「水無月家の許嫁 ~十六歳の誕生日、本家の当主が迎えに来ました。~(1)」【電子限定描きおろしペーパー付き】コミックシーモア

 

「水無月家の許嫁 ~十六歳の誕生日、本家の当主が迎えに来ました。~ 分冊版(1) 」コミックシーモア

 

最後に

今回は、「水無月家の許嫁」を紹介しました。 

 

水無月家一族の血の因縁に縛られる六花と文也のピュアな恋。

 

きっと試練を乗り越えていくことでしょう。

 

あとがきによると、「六花と文也の恋物語は、むしろここからが本番なのだろう……」とのことで、今後の展開が楽しみです。

 

天女の末裔である水無月家一族の六花と文也のラブストーリー「水無月家の許嫁」を読んでみて下さい。

 

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