今回は、和風シンデレラストーリー「龍神と許嫁の赤い花印」を紹介したいと思います。
龍神の伴侶の証である花のアザがあるために、村の一族から虐げられてきた少女ミトと、感情の起伏がなく、のんびりした性格の龍神様の波琉のラブストーリーです。
現在4巻まで発売されています。
※若干ネタバレしていますので、気になる方はご注意下さい。
「龍神と許嫁の赤い花印」は、こんな方におすすめします。
- 和風ファンタジーが好きな方
- 溺愛ものが好きな方
- ヒロイン以外は眼中にないヒーローが好きな方
- 虐げられてもくじけないヒロインが好きな方
「龍神と許嫁の赤い花印」の詳細情報
著者 クレハ
イラスト 白谷ゆう
ジャンル ライトノベル/一般
出版社 スターツ出版
発売日 2022年6月28日
クレハさんの著書
「結界師の一輪華」
「復讐を誓った白猫は竜王の膝の上で惰眠をむさぼる」
「リーフェの祝福~無属性魔法しか使えない落ちこぼれとしてほっといてください~」
などがあります。
あらすじ
天界に住まう龍神と人間である伴侶を引き合わせるために作られた龍(りゅう)花(か)の町。そこから遠く離れた山奥で生まれたミト。彼女の手には、龍神の伴侶の証である椿の花印(はないん)が浮かんでいた。本来、周囲から憧れられる存在にも関わらず、16歳になった今もある事情で村の一族から虐げられる日々が続き…。そんなミトは運命の相手である同じ花印を持つ龍神とは永遠に会えないと諦めていたが――。「やっと会えたね」突然現れた容姿端麗な男・波琉(ハル)こそが紛れもない伴侶だった。『鬼の花嫁』クレハ最新作の和風ファンタジー。
引用元:
「龍神と許嫁の赤い花印~運命の証を持つ少女~」 コミックシーモア
登場人物
星奈ミト
奥深い山村に住む星奈一族の少女。16歳。
ぱっちりとしたこげ茶の瞳に、優しげな顔立ちの美少女です。
両親から愛されて成長しますが、龍神の伴侶の証である花のアザが原因で、村人たちから「忌み子」と呼ばれ虐げられてきました。
村の外と遮断された窮屈な生活を強いられ、戸籍がなく学校に行けないため、通信教育で勉強していました。
村長らに監視されていますが、ミトには秘密にしている特別な能力があって……。
少し気が強く、心の中でツッコミを入れたりして、虐げられて傷つきながらもめげません。
龍神様が迎えに来てくれることを期待していましたが、あきらめモードで、いつか村の外に出たいと思っています。
波琉
天界に住む龍神の4人の内の1人。
銀髪に紫紺の瞳、人間離れした美しい顔立ちの龍神様です。
「紫紺の王」と呼ばれていて、天候を司っています。
龍神にはもともと感情というものがなく、人間との関わりによって心を得るようになりましたが、波琉は感情の起伏が少なく、本来の龍神らしい龍神です。
性格は穏やかで、のんびりしています。
波琉は色恋に興味がなく、今まで伴侶や恋人はいませんでしたが、自分のために選ばれた伴侶には多少興味があり、伴侶に会うために゙人間界に降りることに……。
おすすめポイント
龍神の伴侶の証である花のアザがあるということは本来喜ばしいことでしたが、星奈一族に生まれたミトは村の一族から虐げられてきました。
そんなミトの運命が波琉との出会いによって大きく変っていきますが、1巻では波琉とはなかなか出会えません。
早くミトを迎えに来て欲しいと、龍神様の登場を待ちわびる展開です。
村から脱出して一安心というところで、ようやく波琉と対面します。
2人は初めて顔を合わせますが、実は……。
ネタバレになるので詳しくは書きませんが、2人の絆の強さを感じるロマンチックなエピソードがあります。
2人が出会うまでに時間がかかってるので、波琉の溺愛っぷりが楽しめるのは2巻以降になります。
この物語は、ミトと波琉のラブストーリーだけでなく、個性的な登場人物や笑える場面も織り交ぜられていて楽しく読むことができる作品です。
ところで、なぜ星奈一族にとって龍神の伴侶の証である花のアザが凶兆の証なのか?
ミトが虐げられてきた理由は、3巻で明かされています。
コミカライズ 作品
最後に
今回は、「龍神と許嫁の赤い花印」を紹介しました。
ミトと波琉が出会うまでに時間がかかりましたが、その分喜びはひとしおでした。
新しい生活でもミトに悪意を向ける人たちが登場していて、なかなか平穏な日々とはいかないようです。
2人のラブストーリーを読んでみて下さい。
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