和風ファンタジーの王道ラブストーリー「傷モノの花嫁」

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「傷モノの花嫁」を紹介したいと思います。

 

極東の島国・大和皇國が開国を巡って人とあやかしが激しく争ってから50年。

 

文明開化を謳歌する皇都・東京を舞台に、「傷モノ」と蔑まれる菜々緒と「皇國の鬼神」と恐れられる夜行の結婚からはじまるラブストーリーです。

 

現在2巻まで発売中。

 

※若干ネタバレしていますので、気になる方はご注意下さい。

 

「傷モノの花嫁」は、こんな方におすすめします。


  • 和風ファンタジーが好きな方 
  • 王道ストーリーが好きな方
  • 健気でいじらしいヒロインが好きな方
  • 頼もしいヒーローが好きな方

 

 

 

 

 

「傷モノの花嫁」の詳細情報

 

 

 

著者   友麻碧

イラスト 榊空也

ジャンル ライトノベル/一般

出版社  講談社

発売日  2023年10月13日

 

著者のプロフィール

著者:友麻 碧(ゆうま・みどり)

福岡県出身。2015 年から開始した「かくりよの宿飯」シリーズが大ヒットとなり、コミカライズ、TV アニメ化、舞台化など広く展開される。主な著書に「浅草鬼嫁日記」シリーズ、「鳥居の向こうは、知らない世界でした。」シリーズ、「メイデーア転生物語」シリーズ、「水無月家の許嫁」シリーズ、漫画原作に『傷モノの花嫁』などがある。

引用元:「傷モノの花嫁」の巻末に掲載されているプロフィール。

 

あらすじ

猩猩に攫われ、額に妖印を刻まれた菜々緒。

「猿臭い」と里中から蔑まれ、本家の跡取りとの結婚は破談。

死んだように日々を過ごす菜々緒は、皇國の鬼神と恐れられる紅椿夜行に窮地を救われる。

夜行は菜々緒の高い霊力を見初めると、その場で妻にすると宣言した。

里を出る決意をした菜々緒だが、夜行には代々受け継がれた忌まわしい秘密が――。

傷だらけの二人の恋物語が始まる。

引用元:

「傷モノの花嫁」コミックシーモア

 

用語説明

猩猩

霊力の高い人間の娘をさらい、花嫁にする下賤な猿のあやかし。

 

妖印

猩猩が自分の所有物に刻む「X印」。この妖印を刻まれた娘は、穢れた存在として一族から徹底的に蔑まれる。

 

陰陽五家

皇都・東京を魑魅魍魎から守護する五つの名門一族。五行結界を編み出し、陰陽呪術や退魔を生業とする。

 

紅椿家

陰陽五家・序列1位。五行の【火】を司る。北東に結界の守りを置く。悪鬼悪妖を退治する退魔の名門。子爵。

 

白蓮寺家

陰陽五家・序列4位。五行の【木】を司る。北に白蓮寺の里と結界を守りを置く。呪術の名門。

 

皇國陰陽寮

あやかしから人を守るための、退魔に特化した国家機関。

 

 

 

登場人物

白蓮寺菜々緒

白蓮寺家の分家の娘。

 

はっきりした顔立ちの美しい女性。

 

猩猩にさらわれて、額に妖印を刻まれてからは、穢れた存在として「傷モノ」と呼ばれています。

 

一族から猿面をつけさせられ、言葉を封じられ、人以下の存在として虐げられてきました。

 

白蓮寺家で最も霊力の高い娘として、本家の跡取りである若様に嫁ぐことが決まっていましたが、傷モノになったことで婚約は破棄されました。

 

健気で素直な性格です。泣き虫。

 

紅椿夜行

紅椿家の当主。皇國陰陽寮の退魔部隊所属。

 

赤い切れ長の瞳の男性。

 

紅椿家は悪鬼悪妖を退治する退魔の一族として皇都の防衛を担っています。

 

「皇國の鬼神」と呼ばれて恐れられていますが、皇都では「皇都の英雄」とも呼ばれ、令嬢たちに人気があります。

 

家族は、父は皇國陰陽寮の鬼局長と恐れられている紅椿夜一郎。

 

兄の鷹夜と母の朱鷺子は別邸に暮らしています。(2巻から登場)  

 

上の妹、小夜子は陰陽五家の一つ黒条家に嫁ぎ、末の妹、夜桜は英國に留学中。

 

「椿鬼」という呪われた体質の持ち主です。

 

「少し横柄なところがあるが、我が息子ながら、一途な大和男子でね」(by父)

 

 

 

おすすめポイント

白蓮寺菜々緒は大好きな若様に嫁ぐ日を心待ちにしていましたが、猩猩にさらわれたことで運命が一変してしまいました。

 

婚約は破棄され、無慈悲な差別を受け、人以下の存在として惨めな生活を強いられていました。

 

そんな生き地獄の中から救い出したのが、紅椿家の当主である紅椿夜行。

 

夜行は自分の特異な体質を受け止められる花嫁を探していました。

 

夜行と共に暮らすことになった菜々緒は、それまでの地獄のような日々から一転し、穏やかな幸せに包まれた新たな生活を手に入れます。

 

理不尽な差別と暴力で心身に傷を負った菜々緒と忌まわしい体質のせいで辛い思いをしてきた夜行。

 

傷だらけの2人ですが、類まれな高い霊力を持つ菜々緒と皇國の鬼神と呼ばれる夜行は、最強のパートナーとなりそうです。

 

菜々緒に刻まれた妖印は猩猩によるものとされていましたが、そこには何か謎が潜んでいるようです。

 

2巻からは、夜行の母や兄、陰陽寮のメンバーといった新たな人物が登場しています。

 

さらに、夜行の元婚約者の怪しげな従者・武井などが登場し、物語はまだまだ続きそうです。

 

コミカライズ作品

 

「傷モノの花嫁~虐げられた私が、皇國の鬼神に見初められた理由~」コミックシーモア

 

「傷モノの花嫁~虐げられた私が、皇國の鬼神に見初められた理由~ 分冊版」コミックシーモア

 

最後に

猩猩にさらわれ、額に妖印を刻まれた菜々緒と皇國の鬼神と恐れられる夜行の結婚からはじまるラブストーリーを紹介しました。

 

物語冒頭は、菜々緒が好きで好きでたまらなかった若様との思い出の場面からはじまります。

 

菜々緒の初恋は実りませんでしたが、夜行と運命的な出会いをしました。

 

(あとがきによると)始まりは漫画原作として立ち上がった企画で、後から小説版も出すことになったようです。

 

漫画のイラストが素敵なので、小説版と漫画版のどちらを読むか迷いそうです。

 

深く世界観を楽しみたい方は小説版をおすすめします。

 

ちなみに、小説版では漫画にはないエピソードもあるそうですよ。

 

和風ファンタジー「傷モノの花嫁」を読んでみて下さい。

 

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