「間違いで求婚された女は一年後離縁される」を紹介したいと思います。
不幸な身の上の侯爵令嬢シェリルと、シェリルに間違って求婚してしまった辺境伯グレイグ。
思いがけない出会いからはじまった2人のラブストーリーです。
※若干ネタバレしていますので、気になる方はご注意下さい。
「間違いで求婚された女は一年後離縁される」は、こんな方におすすめします。
- 不憫なヒロインが幸せをつかむストーリーを読みたい方
- ハラハラして読みたい方
「間違いで求婚された女は一年後離縁される」の詳細情報
著者 ヤマトミライ
イラスト あましま
ジャンル ライトノベル/一般
出版社 アマゾナイトノベルズ
発売日 2019年1月31日(合本版)
ヤマトミライさんの著書
「間違いで求婚した公爵様は、そのまま結婚することをお望みです」
「宝玉の瞳に映るもの」【完全版】
「美しき王はバケモノ王妃を愛す 」【合本版】
などがあります。
あらすじ
『一目見た時から私の心は貴方に奪われていた。どうか私の妻になって欲しい。私の愛しい人』
「不義の子」と父親に娘としてすら認められず、使用人以上に酷使され満足に食事も与えられなかったシェリルは愛情に飢えていた。
そんな彼女に届いた一通の手紙。
私を選んでくれた唯一の人。私に愛を注いでくれる人。
もうすぐ心暖かなセノーデル辺境伯様に会える!
そう願ったのもつかの間、シェリルは予想だにしない言葉を投げつけられる。
「いったいお前は誰だ!?」
幸せを夢見て、彼の元へと嫁いだシェリルに待っていた悲劇とは?!
「小説家になろう」で人気の作家・ヤマトミライが贈る純愛ラブストーリー
『間違いで求婚された女は一年後離縁される』
引用元:
登場人物
シェリル・ ハルフウェート
ハルフウェート侯爵の娘。20歳。
幼い頃に母を亡くし、父から不義の子とされて娘と認められず、使用人以下の扱いを受けてきました。
辺境伯グレイグから求婚を受けて、幸せな家庭を築けると希望に胸をふくらませていましたが、またしても理不尽な仕打ちが……。
不幸な境遇でも誰に対しても優しく、純粋な女性です。
グレイグ・ セノーデル
セノーデル辺境伯。30歳。
幼い頃に、両親を亡くしています。
間違って求婚したシェリルに、一年後に離縁をすると冷たく告げたばかりか、ひどい言葉を投げつけます。
浅慮な所はありますが、真面目な性格です。
オススメポイント
不幸な身の上のヒロイン
セノーデル辺境伯、グレイグの元に嫁ぐことになり、希望に胸をふくらませていたシェリル。
またしても理不尽な仕打ちを受けてしまいます。
グレイグが結婚したかった相手はシェリルの妹リリアで、シェリルは間違いで求婚されたのでした。
グレイグから1年後必ず離縁すると冷たく告げられます。
再び寂しい辛い日々が……。
早く不憫なシェリルが幸せになる姿を見たいと、読む手が止まらなくなります。
シェリルとグレイグの関係だけでなく、物語の終盤には、シェリルの出生に関する真実が明らかになり、最後まで気になる展開が続きます。
後悔するヒーロー
一方、間違って求婚したシェリルに暴言を吐き、すぐさま離縁を突きつけたグレイグ。
ある出来事がきっかけで、シェリルを誤解していたと気付きます。
幼い頃に両親を亡くし、家族の愛に憧れていたグレイグは、優しく芯のある女性を妻にしたいと思っていました。
まさにシェリルのような女性ですが、自分はシェリルにふさわしくないと考えます。
グレイグは求婚相手を間違えたり、シェリルの窮地に遅れて来たり、カッコイイヒーローとは言えませんが、シェリルを想う気持ちは本物のようです。
悪魔のような妹
シェリルの妹リリアは女神のように美しい容貌をしていますが、高慢で意地が悪く、身持ちの悪い女性です。
物語後半、リリアが驚愕の行動を起こし、ハラハラする緊迫感あふれる場面が展開します。
リリアには制裁が下りますが、罰になったのかどうか微妙です。
自業自得で同情できませんが、シェリルの父親が一番ダメージが大きいと思いました。
コミカライズ作品
最後に
今回は、「間違いで求婚された女は一年後離縁される」を紹介しました。
シェリルはグレイグと夢見ていた幸せな家庭を築くことができました。
グレイグは減点の多いヒーローでしたが、物語の終盤には名誉挽回できたのでは……。
ハラハラドキドキ、最後まで気になる展開の物語を読んでみて下さい。